ジャパンモビリティショー目前!主催者コンテンツの全貌が明らかに

自工会は10月4日、間近に迫った「Japan Mobility Show」(ジャパンモビリティショー:東京モーターショーから改称。会期:10月26日〜11月5日)開幕を前に、報道向けに主催者コンテンツを中心にイベントの詳細概要を発表する説明会を実施しました。出展・参加社数は、8月30日時点での中間報告からさらに増加し、東京モーターショー2019における192社を大きく上回る過去最多の475社に達しました。自動車業界に加え、他産業やスタートアップも多く参加し、「フルモデルチェンジ」を体現する今までにない盛りだくさんの企画をご提案します。

 

■説明会アーカイブ(中継録画)

■モビリティショー委員長 長田 准(トヨタ自動車 執行役員)

モビリティショー委員長 長田准(トヨタ自動車執行役員)

今年の5月、8月と開催発表を行ってまいりましたが、本日は、更に多くの情報を皆さまにお伝え出来ればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。さて、いよいよ今月10月28日(一般公開日)よりジャパンモビリティショーが東京ビッグサイトで開催をされます。本日はTokyo Future Tourの全容や、トークセッションの出演者情報、スタートアップ参画企業、そして「あの」映画とのコラボ発表など、盛りだくさんの内容をご紹介をいたします。8月に約400社以上の企業さまにご参加いただいていると発表しました。

その後も仲間が増え続けており、現在475社の企業さまにご参加いただくこととなっております。業界を超えて、日本の未来をしっかりとみんなで作っていきたい。その想いを映像にまとめましたので、まずはこちらをご覧ください。

 

先日9月21日に自工会会長である豊田からも記者会見の際に、このイベントにかける熱い想いを発信いたしました。本日はそこでのコメントをいくつかご紹介をいたします。

自工会会長 豊田章男(トヨタ自動車 代表取締役会長)9/21会見より

コロナ危機を乗り越えた今、「東京モーターショー改革」をさらに一歩、前に進めるという決意を込めて、本年から「ジャパンモビリティショー」に進化させてまいります。

  • クルマからモビリティへ
  • 東京からジャパンへ

特に「ジャパン」。日本には、素晴らしい技術がたくさんあります。未来をつくるために日々挑戦を続けておられる経営者もたくさんおられます。そうした人や技術が集まり、つながる場所をつくりたい。「日本発」の未来を世界に発信したい。そんな想いを「ジャパン」という言葉に込めました。

自動車業界だけで未来を作るものではなくて、使っていただく方、利用される方、みんなで未来は作っていくものだと思っております。そのような問題提起をするのが1つ。

そしてもう1つは、やはり未来を作るのは、既存にある企業だけではなく、これから未来を作ることに参加をしたい、という会社に「この指止まれ」と言ったところ、過去に例のない400社に渡る参加が来ているということに是非ともご注目いただきたいと思いますし、開催中に色々な物語が起こるのではないかなと思っています。

副会長の皆さんとも協力し、かつい色々な業界の方々もご参加いただきながら自動車を軸にして「一緒に未来作っていこう」「日本を元気にしていこう」という思いも込めて「ジャパンモビリティショー」と名付けております。

会長の豊田の想い、この思いを実現する3つのイベント。本日はその最新情報をご覧いただきます。
まずは今回のメインコンテンツ「Tokyo Future Tour」からです。5月と8月の発表会ではまだイメージしかお伝え出来ていませんでしたが、本日は実際にどんな体験が出来るのか、少しだけ皆さまにもご体感いただければと思います。ではこちらの映像をご覧ください。

ご覧いただきましたように、Tokyo Future Tourでは自動車業界のみならず、幅広い業種の仲間たちが作る様々なモビリティによって、ワクワクするショーをご用意しています。

例えば、三精テクノロジーズ様のSR-02は、まるでSF映画に出てくるような近未来の四足歩行で移動をいたします。また、スギノマシン様のクローラ式小型作業ロボットは、遠隔操作で復旧支援の手伝いをするモビリティロボットです。これらは一例に過ぎませんので、その他のたくさんの興味深いモビリティを、ぜひ会場でご覧ください。

また、今回多くの新しい仲間と共に未来の東京を作っておりますけれども、エマージェンシーシーンには、映画「ゴジラ-1.0」とスペシャルコラボレーションが実現いたしました。楽しい時のモビリティだけではなく、有事の時にもモビリティが活躍する未来にも目を向けました。今回の映画「ゴジラ-1.0」の中でも多くの人が一致団結してゴジラに立ち向かって行きます。そんな彼らの姿に共鳴し、我々も一致団結して日本の未来に安心と安全をもたらしたい。そういう想いでコラボレーションに至りました。映画は11月3日に全国ロードショーとなりますので、ジャパンモビリティショーも、映画ゴジラ-1.0も両方お楽しみください!

続きまして「Startup Future Factory」です。日本が誇る341社のスタートアップ企業の皆さまより、Startup Future Factoryへお申し込みをいただきました。本当にありがとうございました。その341社のうち、最終的には190社の参加が決定をしております。そして10月8日、ピッチコンテスト&アワードの決勝進出企業15社が決定をいたします。

どんなジャンルのどんな技術や想いをもったスタートアップ企業が決勝に進出するのか?こちらも発信してまいりますのでご期待ください。決勝審査員にはスタートアップに詳しい7名の方々にご協力いただきます。そして、MCとして平井理央さんに決勝大会を盛り上げていただきます。さらに会場内では延べ100社ものスタートアップ企業がブースを出展いたします。本日はその中の一部を紹介させていただきます。

 

「防災」のカテゴリーからは、垂直離着陸できる高速ドローンを開発する株式会社 エアロセンス。ディープラーニング技術を用いたAIドライブアシスタントを開発する株式会社 Pyrenee。

「少子高齢化」の分野からは、新たな労働力として活躍が期待される自動配送ロボットを開発するLOMBY株式会社。高齢者など、空間認知に困難を抱える方に音声案内を提供するLOOVIC株式会社。

「地域創生」カテゴリーからは、拠点地でもある北海道の地域創生を目指し、気球で宇宙旅行を提供する、株式会社 岩谷技研。観光拠点のハブを目指して、シェアリング送迎サービスを提供する、株式会社NearMe。

「環境」カテゴリーでは、再生可能エネルギーを使った水上ドローンを開発するエバーブルーテクノロジーズ株式会社。駐車場の効率的な発見により、車両のアイドリング時間を減らすことで、より良い環境を生み出すLandit株式会社。

最後に「ウェルビーイング」のカテゴリーからは、3Dプリンターでクルマほどの値段で家を提供するセレンディクス株式会社。全ての人がより良いモビリティ社会を送れるよう金融面からサポートをするGlobal Mobility Service株式会社。このような様々なジャンルの新しいアイデアを持つ企業によりブース展示が展開されます。ぜひ、会場にてお楽しみください。

続きまして「Japan Future Session」。ようやく各テーマとご出演いただく方々が決まってきましたので、その一部をご紹介させていただきます。

2050年、カーボンニュートラル社会に向けて、ものづくりなどモビリティライフサイクル全体での取り組みをテーマにしたセッションには原料を枯渇資源に頼らない素材を作られている、Spiberの代表執行役、関山和秀さまとカーボンクレジットを手掛ける、ExRoadのCOO/CMO、北原啓吾さま。

持続可能な地球環境に向けて、電気・水素・ハイブリッドなど、エネルギーの選択肢やモビリティの使い方をテーマにしたセッションには、気候変動やエネルギーに関して研究をされている、様々な有識者会議にも参画されている、東京大学未来ビジョン研究センター教授の高村ゆかりさま、富士通株式会社のGrowth戦略をグローバルに推進している大西俊介執行役員にご登壇をいただきます。

人とモビリティロボットのコミュニケーションが生む、新しい幸せのカタチについてのセッションにはLOVOTの生みの親で、GROOVE Xの代表取締役社長の林要さまや、オリィ研究所所長の吉藤オリィさまにご登壇いただき、未来に向けて語っていただきます。

単なるバーチャル空間ではなく、リアルとメタバース空間を自由に行き来する時代のモビリティやものづくりや、教育についてのセッションにはメタバースプラットフォームのクラスター代表取締役CEOの加藤直人さま、プロマインクラフターであり、東京大学大学院 客員研究員のタツナミシュウイチさま、ジャーナリストの佐々木俊尚さまに。

他にもバイきんぐ西村さまをお招きしたモビリティアウトドアについてや、ゴジラ-1.0の山崎監督をお招きし、未来を想像するSF×モビリティについて、あるいは他にもTBSラジオの人気ポッドキャスト番組『ジェーン・スーと堀井美香の 「OVER THE SUN」』とのトークイベント、水素エネルギーの可能性や、モータージャーナリストによるJapan Mobility Showの解説など、子どもから大人まで様々な方がワクワクするようなセッションを準備しております。

その他のセッションも様々なジャンルで行われます。詳細はリリースなどでご確認をください。以上が本イベントのメインプログラムの最新情報でした。本日は更に3つのプログラムの追加情報を発表いたしさせていただきます。

今回の新しい試み、有料エンタメエリア「H2 Energy Festival」。

こちらの出演者も続々と決まっております。すでに多くのアーティストや吉本芸人のステージを発表いたしましたが、さらに「THE RAMPAGE」や「BALLISTIK BOYZ」など、人気のLDHアーティストによるライブも決定しましたのでお楽しみいただけます。この先も出演アーティストが決まりましたら、随時発表させて頂きます。また、オフィシャルSNSアカウントを開設しています。開催に向けて、出演アーティストに関する情報を発信していきますのでぜひフォローもお願いいたします。

フードコートも大幅にパワーアップしています。今回は4つのエリアに分けて、お楽しみいただけます。

まずはJapan Meat Show。

4か月予約の取れない名店「肉山」や、ハンバーガー日本一の称号を持つSHOGUN BERGERなど、他では中々食べられない肉の祭典です。

また、その他にもご当地グルメエリアではクルマで行きたい全国のご当地グルメが集合。海外のお客さまも年々増えているので、ワールドグルメも充実した内容です。もちろん、ご家族連れのお客さまに向けたファミリーグルメエリアもあり、お子さま用のバルーンも準備してお待ちをしております。

続いてモータースポーツエリアです。屋内会場では国内外で活躍する四輪・二輪のレース車両展示に加え、e-MotorsportsではU12やU17全国大会、そしてトークショーなどのステージプロブラムを準備しています。屋外会場では迫力あるレース車両のデモランなど、五感に響く迫力あるプログラムが楽しめます。

そして2019年東京モーターショーで大変好評をいただきました、キッザニアとのコラボレーションも実施をいたします。

明日10月5日、Out of Kidzaniaのチケットの発売が開始となります。ここでしか体験できないスペシャルプログラムが楽しめますので、ぜひご購入をお願いいたします。

またモビリティショー全体の一般チケットも好評発売中です。高校生以下の皆さまは無料でご来場いただけますので、ぜひ、お楽しみください。前売券/当日券を含む、各種チケットはオンライン販売のみとなります。当日会場に来てもオンライン購入は可能ですが、混雑が予想されるため、お得な前売り券を是非ごを購入ください。

いよいよ開催されるJapan Mobility Show。未来のモビリティだけではなく、今のクルマたちも多く出展されています。素晴らしいコンテンツが盛りだくさんですので、ぜひ、東京ビッグサイトで未来の日本をご体感ください。お待ちしています。

オンライン会見に登壇したモビリティショー委員長の長田准(右)と自工会次世代モビリティ領域長の田中正実

■プレゼンテーション資料

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■関連リンク

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【リリース】2023/8/30「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」 最新コンテンツを発表、チケット販売開始

「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」公式サイト

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