自工会、自動車業界が果たすべき役割を示した「モビリティビジョン2050」を策定

日本自動車工業会(自工会)は、自動車業界が目指すべき共通の世界観をまとめた中長期ビジョンの改訂版「モビリティビジョン2050」を作成しました。少子高齢化や自然災害といった社会課題が深刻化し、生活者のニーズも多様化しているなど、モビリティを取り巻く環境は大きく変化しています。さらに2050年のカーボンニュートラル実現など、自助努力だけでは困難な課題が顕在化しています。こうした中、モビリティビジョン2050では、モビリティが果たすべき役割を再定義し、協創パートナーとの連携を深めることで、社会・生活者の双方が豊かで、夢のあるモビリティ社会の構築に貢献していくことをビジョンとして掲げました。
私たちは、カーボンニュートラルの実現と雇用・産業競争力の発展を両立するとともに、グローバル貢献による国際社会との協調にも取り組んでいきます。

■「モビリティビジョン2050」3つの改訂ポイント

1.モビリティが果たすべき役割の再定義
モビリティの役割を単なる移動手段に止まらず、「社会に貢献する資産として活かす」「新たな機会・体験を創出する」としました。

2.協創パートナーとの連携拡大
自動車に関連した業界だけでなく、これまで関わりが薄かったパートナーとも連携しながら、全体最適で価値創造・課題解決に取り組んでいくことを示しました。

3.新たな価値提供によるグローバルへの貢献
自動車業界には地球環境全体への対応も求められています。幅広な技術・産業基盤を持つ日本ならではの最適な課題解決・価値創造で、グローバルへ貢献します。

☆ モビリティビジョン2050(中長期モビリティビジョン改訂版)スライド形式資料