- 2021/10/29
- CASE, COP26, カーボンニュートラル
【まとめ】#カーボンニュートラル を目指す #自工会
自工会のカーボンニュートラルに向けての考え方やこれまで記者会見などで発信した主なメッセージ、資料、動画などをまとめました。(それぞれの図表はクリックすると大きな画像として開きます)
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1. 自工会は 「2050 年カーボンニュートラル」に全力でチャレンジ
- 昨年の 政府宣言を受け、 最初に 決めたのは 、
「自工会は2050 年カーボンニュートラルに 全力でチャレンジする 」こと - 日本の自動車産業は、過去 20 年、世界に先んじた電動車ラインナップ拡大・普及努力により、
CO2を5000 万トン以上、▲23 %と大幅に削減
CO2削減▲23 %は、国際的にみても、極めて高いレベルで世界に先行
- カーボンニュートラルに向けて全力でチャレンジするが、自動車業界単体で達成は難しい
全国民 ・全産業 が足並みを揃えて取り組むことが不可欠
2. 「カーボンニュートラルの 本質を正しく 理解 する」ことから始める
JAMA_CNツール_20210601_A4s<ご参考:カーボンニュートラルの基礎知識>
「ライフサイクルアセスメント」(LCA)の考え方の重要性
- 「つくる」「運ぶ」「使う」「廃棄する」 それぞれの工程で エネルギーを消費し、CO2が発生
ライフサイクルアセスメント(LCA)の考え方 で、 それぞれの工程のCO2排出量を評価し、
削減をしていく事が必要
- 現在のエネルギー状況では、 車両走行時だけでなく、エネルギー製造時、車両製造時にも
CO2 が発生しており、 まずは エネルギー そのものを カーボン ニュートラル に 近づけることが必要
「カーボンニュートラル」は雇用問題でもある
- 日本は、火力発電比率が75 %と 高く、「エネルギーをつくる」ところ で多くのCO2を排出
再生可能エネルギーのコストも高い
- LCAでのCO2規制が強化 され 、製造時CO2排出の多い日本生産のクルマ が 輸出 できなくなれば
約100万人の 雇用を失う可能性。雇用と共に経済にも大きな 影響が出る
3. 今は選択肢を広げるとき。政策決定において「順番を間違えないでほしい 」
- エネルギー 事情や 強みを踏まえた、日本らしいカーボンニュートラルの道があるはず
- 今は技術の選択肢を広げ、お客さまの選択肢を広げるとき
- 敵は「炭素」であり、「内燃機関」ではない
規制によって出口の選択肢を狭めないでほしい
4. 自動車を「ペースメーカー」に
- 全国民・全産業が 足並み揃えて取り組むカーボンニュートラルに は「ペースメーカー」が必要
- 自動車は多くの産業と関わる「総合産業」であり 、 クルマというリアルなモノがあるからこそ
自動車を軸にすると、納期と課題が分かりやすくなり、 行動の連鎖が生まれていく - さらに自動車は、多くのお客さまとの接点を持つ「B to C」の産業
お客さまの価格相場観がわかり、原価低減を進めながら、お客さまのライフスタイルを
カーボンニュートラル化していく意味でも、自動車がペースメーカーの役割を担えると思っています - 「プラクティカル&サステイナブル」をキーワードとして、日本 に最適な道筋を 求めて動き続ける
自動車業界を、ペースメーカーとして応援いただきたい
5. 雇用と暮らしを守りながら、 みんな で前に進んでいく
- 私たちに は、550万人の仕事と生活を守るミッションがあります
誰かの犠牲のもとに、限られた人だけが未来にたどり着くような選択肢は取りたくない - 雇用 と暮らし を守りながら、地球のため、次世代のために、 みんなで 前に進んでいきたい
経済波及効果の大きい自動車が発展し続ければ、日本全体 への 貢献にもつながってい く
これが私たちの根底にある想い
共感する仲間を増やして、一緒に行動していきたい
<ご参考: 自動車産業の経済貢献>
参考資料
カーボンニュートラルシナリオ(2022.10)
https://www.jama.or.jp/operation/ecology/carbon_neutral_scenario/
過去の記者会見
カーボンニュートラルデータ集
エネルギー基本計画(案) パブリックコメント募集に対する 自工会意見 |