- 2025/07/23
- JAMAGAZINE, 人財, 子ども

夏休みにぴったり!自動車メーカーの〝学べる〟キッズコンテンツ
夏休みを控え、自動車メーカー各社は小学生らを対象として、自由研究の提案、キッズページの紹介、学びの体験教室などをお薦めしています。皆さんもクルマ・バイクに関係したさまざまな企画を親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。
今回は「オンライン型」と「体験型」に分けて、各社の取り組みを紹介します。具体的な内容は各専用ウェブサイトをご覧ください。
◆オンライン型
【いすゞ自動車】
専用ウェブサイト「いすゞタウン」は、子どもたちが日々の暮らしの中で出会うさまざまな「運ぶ」の世界に触れるきっかけをつくる内容です。ぜひ親子で楽しくサイト内を散歩してください。
「遊び」と「学び」の側面から、私たちの生活にとって欠かせない物流やそれを支えるモノづくりについて関心を深めてもらう目的で、いろいろなコンテンツが用意されています。
「はこぶ広場」コーナーでは、〝運ぶ世界〟で働くいろいろな人たちにインタビューし、トラックドライバーや高速道路管理業者らを紹介。このほか、動画や漫画で物流の仕組みを説明するなどしています。
【トヨタ自動車】
「クルマ教室 これで君もクルマ博士!」サイトでは、「クルマや部品を作ったり、売ったり、使ったりして働いている人は550万人に上り、働いている人の10人に1人にあたり、自動車業界では多くの人が活躍しています。
日本では、クルマを2人に1台保有しており、さまざまな場面に利用され、毎日の生活において欠かせない存在です。
「安全・安心なクルマづくり」のコーナーでは、クルマに乗る人や歩行者など、すべての人の安全を守るための取り組みをわかりやすく紹介しています。交通事故による死傷者ゼロを目指して開発された、クルマの運転をサポートする安全機能など最新技術についても学ぶことができます。
【本田技研工業】
「HondaKids」では夏休みの宿題にもぴったりで、身近な材料を使って1日でできる小学生向けの自由研究テーマを紹介しています。楽しみながら理科や工作を学べます。
「学ぶ・つくる!自由研究」には108テーマを収録。例えば、「水がきれいになるろ過器をつくろう〜SDGsについても考えよう〜」では、地震や台風など災害が頻発しているのを受け、水道水が使えない場合を想定したろ過器のつくり方を紹介し、ペットボトルや砂、活性炭など用意する物も具体的に例示しています。
このほか、「親子で楽しむ!ワクドキ発見」では、家族の思い出づくりにキャンプや魚釣りといった季節のイベントを親子で楽しむ工夫やアイデアなども紹介されています。
【三菱自動車】
クルマづくりの工程や環境対応、SDGsへの取り組みを伝える子ども向けウェブサイト「なぜ?なぜ?クルマづくり調査団」を7年ぶりに全面リニューアルし、新たに「クルマづくりマイスター」として公開しています。
リニューアルにおいては「工場見学に行けなくてもクルマづくりの魅了を感じてほしい」をコンセプトとし、クイズやバーチャル工場見学など、ワクワクから学びへ引き込み、能動的に取り組めるコンテンツを多数用意し〝学びの場〟としました。
子どもたちの感性に合ったビジュアルも取り入れ、工場見学の事前学習ツールとしても活用できるほか、家庭や学校の探求学習にも役立てることができます。
【ヤマハ発動機】
2018年からウェブサイト内の手芸コンテンツとして「あみぐるみ・羊毛フェルト」がスタート。基礎講座も用意され、作り方を動画で学べます。例えば、前二輪大型バイクのキャラクター「ニャイケン」の招き猫仕様のあみぐるみ「招きニャイケン」 は、初心者でも取り組みやすい作品になっています。
ヤマハ発動機は、手芸の中でも立体的な表現が可能な「あみぐるみ」と「羊毛フェルト」に着目し、ウェブサイトを通して、モノに触れた時の感動をユーザーに提供するため、自社製品をモチーフにしたいろいろな作品をウェブサイトで公開されています。 愛好者は世界中に増えていて、SNSで作品情報を発信している人もいます。
◆体験型
【トヨタ自動車】
子どもたちにモノづくりの楽しさを伝える「KIDSモノづくり教室」では、自ら考える力を引き出す2つの独自プログラムを用意しています。
一つ目に青少年の理科離れ問題へのアプローチとして、1996年から小学生(高学年)向けの科学工作教室「科学のびっくり箱!なぜなにレクチャー」を開催。子どもたちが自らの力で作り上げていく過程を大切にしつつ、どうすれば上手くいくのか、モノづくりを通じて試行錯誤することで、探求心や創造性を学習する教育に取り組んでいます。
もう一つは自宅でも簡単にできる工作「クルマはからくりの宝箱!ワクワクからくり工作」です。子どもたちにクルマの仕組みに興味をもってもらい、モノづくりへの関心や工夫を引き出します。例えば、牛乳パックなどを活用して作成する「飛び出すからくりカー」は、クルマのエンジンに使われている「カムシャフト」という部品の仕組みを使い、キャラクターが飛び出す不思議なクルマを作ることができます。
【日産自動車】
日産グローバル本社(横浜市)ギャラリーは、夏休みに限らず年間を通じて、親子やクルマファンなど幅広い年齢層が車両や技術を見て、触れて、楽しめる「クルマの遊び場」となっています。
日産のスポーツカー、 電気自動車・e-POWER搭載車、軽自動車、ミニバン・SUVから福祉車両、レーシングカーまで多種多様なクルマを数多く展示。グッズ店やカフェも並んでいます。試乗会も毎日実施され、来場者は撮影、SNS投稿も可能です。
このほか、日産座間事業所(神奈川県座間市)では、クルマファンから根強い人気を集め、日産の歴史を物語る貴重な旧車コレクション「日産ヘリテージコレクション」の見学ツアーも開催されています。
【ヤマハ発動機】
「ワックワクーのドッキドキ! カンドーキングダム」は子供向け体験教室情報ページです。子供たちの可能性を大きく広げ、学びにつながる親子参加型の体験教室を紹介しています。
子どもたちに本物の機械と触れ合ってもらい、実際に作って試して失敗することを通じ、機械・モノづくりの楽しさを知ってもらう「エンジン分解組立教室」、オートバイなどの乗りものを題材に、造形やカラーリングなど製品をかたちづくるデザイナーの仕事を体験できる「親子デザイン教室」などに参加できます。
【科学技術館】
科学技術館は東京の中心にある施設で、現代から近未来の科学技術や産業技術に関する知識を学ぶことができる施設です。
その中で「ワクエコ・モーターランド」は自工会が提供している展示室で、自動車/二輪車の運転シミュレーションや、安全装置の体験ができ、自動車リサイクルについても学ぶことができます。
直接訪れることが難しい場合も、バーチャルツアーによりリアルな視点で施設見学・体感を行うことが可能です。
【ご注意】「◆体験型」は、参加申し込みが必要で、日時限定や予約先着順などが設定されているものもあります。
関連リンク