「8月19日はバイクの日」 都内の繁華街で二輪車の魅力を発信

自工会日本二輪車普及安全協会(日本二普協)は8月19日、「バイクの日」にちなんで東京・有楽町の「有楽町駅前広場」(東京都千代田区)で二輪車普及・安全啓発イベント「8月19日はバイクの日 HAVE A BIKE DAY」を開催しました。2020、21年は新型コロナウイルスの感染拡大によりリアルでの開催は見送りましたが、3年ぶりとなる今回は、商業施設を訪れた買い物客やオフィスワーカーなどでにぎわいを見せていました。

バイクの日は、1989年に政府が二輪車の交通事故撲滅を目的に制定しました。自工会や日本二普協などの業界団体は、2000年7月に毎年7~9月を「バイク月間」として制定し、バイクの日である毎年8月19日を中心に全国各地で普及啓発活動を展開してきました。

例年8月19日に開催している啓発イベントは、二輪車ユーザーだけでなく、広く一般の方々にも交通安全意識を高めることを目的に実施してきました。二輪車の利便性や楽しさを伝える機会として定着しています。

今回のイベントには自工会会員のカワサキモーターススズキ本田技研工業ヤマハ発動機の国内二輪車メーカーの4社が参加し、最新モデルやMotoGPマシンなどを展示しました。また、コロナ禍でアウトドアが人気を集めていることから、会場内にキャンプシーンを再現してアウトドアに似合う二輪車を紹介しました。

会場には会員各社の様々なタイプの最新モデルが並んだ

イベントは正午から午後4時まで開かれ、晴天に恵まれたこともあり終日盛り上がりを見せました。主催者、来賓挨拶の後、東京都小池百合子知事のビデオメッセージが届けられ、警視庁・クイーンスターズによる交通安全啓発ステージが行われたほか、二輪車好きのタレント、ユーチューバーらによるトークショーでは、SKE48の元メンバーで20年から日本二普協のアンバサダーとして活躍する梅本まどかさんがメインMCを務めました。また、8月19日は「俳句の日」でもあることから、現代俳句協会の協力のもと7月1日から募集してきた「バイクで俳句」コンテストの入賞作品の発表と講評も実施。二輪車のある楽しい暮らしを連想させる作品などが選ばれました。

盛り上がりを見せたトークショーの様子

自工会副会長兼二輪車委員会委員長の日髙祥博は「コロナ禍でバイクの需要が増えた一方で、バイクが関わる事故も発生している。交通事故の撲滅に向け、ユーザーに対して安全運転を啓発していきたい」と安全運転の重要性を訴えました。

安全運転を訴えた自工会副会長兼二輪車委員会委員長の日髙祥博