- 2024/02/05
- JAMAGAZINE, イベント, その他
4年ぶり地方モビリティショーが各地で開催
4年ぶりの開催となったジャパンモビリティショーが終了し、札幌、名古屋、大阪、福岡の各地方では、モビリティショーに名称を変えて相次いで開催されました。ジャパンモビリティショーの興奮をそのままに、地方でも多くの人が会場に足を運び、モビリティがつくる未来の生活や社会を体感しました。
名古屋モビリティショー2023
ジャパンモビリティショー終了後、最初の地方ショーとして開催されたのが、「名古屋モビリティショー2023」(主催=中部経済新聞社、TOKAI RADIO、中日新聞社、中日スポーツ、東海テレビ放送)です。2023年11月23日(木)~26日(日)の4日間、ポートメッセなごや(名古屋市港区)で開催されました。ショーには、国内外から合計31ブランドの四輪車・二輪車が集結し、4日間で16万3090人が来場しました。
ポートメッセなごやで開催された「名古屋モビリティショー2023」
会場には、ジャパンモビリティショーで初公開されたコンセプトカーなどが並び、来場者は車両に乗り込んだり、デザインや使い勝手、質感などを確かめたりと、展示を存分に楽しみました。新しくなった展示館も使用し広くなった会場では、はたらくクルマや、カーラッピングの体験コーナー、アスレチックなどが体験できるキッズランドなど、子どもや家族で楽しめるコンテンツも数多く用意され、ショーは終日賑わいを見せました。
ちびっこカーラッピング体験
はたらくクルマのコーナー
OSAKA MOBILITY SHOW 2023/第12回大阪モーターショー
大阪では「OSAKA MOBILITY SHOW 2023/第12回大阪モーターショー」(主催=大阪モーターショー実行委員会)が、23年12月8日(金)~11日(月)、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開催され、4日間で25万667人が来場しました。ショーでは、231の企業・団体が300台を超える車両を出展。関西一円からの来場者が、未来のクルマや社会課題を解決するさまざまなソリューションに関心を寄せました。
前回を上回る25万人超が来場
自動車メーカーなどが300台を超える車両を展示
自動車メーカーは、ジャパンモビリティショーで披露したコンセプトカーなどを多数出展しました。次世代のモビリティを表現するさまざまな車両に来場者が目を輝かせていました。
次世代の車と並んで注目を集めたのが、体験型のコンテンツです。前回よりも台数を増やした試乗会では、受付に長い列ができました。地元ディーラーなどによる、子ども向け体験イベントも数多く用意され、4年ぶりの祭典を彩りました。
福岡モビリティショー2023
福岡では、「福岡モビリティショー2023」(主催=福岡モビリティショー実行委員会)が、12月22日(金)~25日(月)の4日間、マリンメッセ福岡(福岡市博多区)で開催されました。来場者数は12万7349人となりました。
前回を超える12万7千人が来場した福岡モビリティショー
コロナ禍の影響で4年ぶりの開催となった同ショーには、国内・海外合わせ、過去最多となる44ブランドが集結し、228台の車両が展示されました。「走り出そう みんなで描く〝グリーン〟な未来へ」をテーマとし、次世代モビリティを体感してもらうプログラムも実施しました。
自動車メーカーはコンセプトカーや最新モデルを展示したほか、近未来のモビリティの魅力や可能性を発信しました。国内メーカーは四輪車7ブランド、二輪車3ブランドが出展し、EVや燃料電池車(FCV/FCEV)など電動車のコンセプトカーや最新モデルを披露しました。また、「空飛ぶクルマ」など最先端モビリティゾーンも設けられ、来場者の関心を引きました。
燃料電池車も出展
最先端モビリティのゾーンも
新たなコンテンツとして、会場全体を巡りコンセプトカーなどの展示や、アトラクションを楽しみながら近未来を体感してもらう企画「福岡モビリティショーツアー」も行いました。「キッズエンジニアin九州」では、参加企業のエンジニアらが講師を務め、子どもたちが科学に触れるプログラムに参加しました。
キッズエンジニアin九州
札幌モビリティショー2024
札幌では、札幌モーターショーから名称を変えた「札幌モビリティショー2024」(主催=札幌モビリティショー2024実行委員会)が24年1月19日(金)~21日(日)、札幌ドームで開催され、3日間で7万3290人が来場しました。
ファンや家族連れでにぎわう札幌モビリティショー
「見つめる先が未来だ。」をテーマに、自動車メーカーの次世代コンセプトカーや新型車など、国内外の四輪車や二輪車など合計30ブランド・122台が集結しました。会場では来場者が展示車の写真を撮影したり、実際に車に乗り込んだりして楽しみました。自動車以外のモビリティも多数出展され、電動車いすの試乗コーナーでは、来場者が乗り心地や使い勝手を確かめていました。
さまざまなコンセプトカーを展示
電動車いすの試乗コーナー
北海道の自動車産業をPR する「北海道自動車産業ゾーン」では、道内の自動車関連企業各社がブースを展開して技術力をアピール。北海道当別町で実証試験が始まる自動運転電動バス (EVバス)などが注目を集めました。
北海道初上陸の、レゴブロックで作られた実物大のトヨタ「GRスープラ」や、広大なドーム会場を活かして客席に設置された、長さ約34mの巨大滑り台「スタジアムスライダー」は、子どもたちに大人気でした。屋外では、最新の市販車の試乗会が開かれるなど、幅広い層が楽しめる企画が用意され、ファンや家族連れでにぎわいました。
レゴブロック製の実物大トヨタ「GRスープラ」(右)
各都市で行われたモビリティショーにも、たくさんの人が訪れ、多様なモビリティを含む車両展示や、数々のイベントで盛り上がりました。次回のショーでは、どのようなモビリティが登場するのか、今から楽しみです。
関連リンク
OSAKA MOBILITY SHOW / 大阪モーターショー
JAPAN MOBILITY SHOW 2023 出展メーカー見どころ Part1