- 2024/12/25
- JAMAGAZINE, イベント, モータースポーツ
マシン、チーム、ファンの一体感! サーキットでのファン感謝イベント
プロレーサーの同乗や貴重なレーシングカーの展示など、普段は体験できないさまざまな企画を楽しめるイベントがファン感謝デーです。今年も多くのモータースポーツファンや各メーカーの製品を愛用いただいているユーザーで盛り上がりました。10~12月にかけて開催されたイベントの様子をご紹介します。
◆マツダ
マツダは今年、富士スピードウェイ(静岡県小山町)にて「MAZDA FAN FESTA 2024 at FUJI SPEEDWAY」を、開催日を10月19~20日の2日間に増やして実施しました。ル・マン24時間レースを制した「787B」を「ミスター・ル・マン」こと寺田陽次郎氏がドライブしたほか、コース上では販売会社やマツダ車オーナーによる白熱のレースが展開されました。
場内では「ロードスター」の35周年記念車を初公開したほか、マツダのものづくりを紹介するコーナーや子供向けのデザイナー体験、マツダ車のオーナーズミーティング、ハーブティーを楽しめる「BeauTEAサロン」まで、約50ものコンテンツが来場者を楽しませました。
4月にはスポーツランドSUGO(宮城県村田町)で、11月には岡山国際サーキット(岡山県美作市)でも開催し、家族連れがクルマに触れながら思い出を作っていました。
◆トヨタ自動車
トヨタ自動車は現代自動車と10月27日に韓国の京畿道龍仁市のエバーランドスピードウェイでモータースポーツファン向けのイベント「Hyundai N x TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL」を共同開催しました。来場した2800人を前にモリゾウ氏(豊田章男トヨタ自動車代表取締役会長)が現代の鄭義宣会長を乗せた「ヤリスWRC」でドーナツターンを披露すると、会場から多くの歓声が上がりました。
イベントは、世界ラリー選手権(WRC)に参戦する共通点からモータースポーツの振興を目的に開催。モリゾウ氏は、助手席に鄭会長だけではなく、一般の来場者も乗せて走行しました。同乗体験をした20代の女性は「モータースポーツが好きな人たちの気持ちが分かりました」と話していました。イベントのチケット収益はモータースポーツ文化の普及と発展のために大韓自動車競走協会に寄付される予定です。
◆日産自動車
日産自動車と日産モータースポーツ&カスタマイズは12月1日に、「NISMO FESTIVAL at Fuji Speedway 2024」を富士スピードウェイ(静岡県小山町)で開催しました。NISMOブランドの誕生から今年で40周年を迎えたことを記念し、1985年の全日本ラリー選手権で優勝した「フェアレディZ300ZX」など、過去のレースで活躍した名車を披露しました。また、「スーパーGT」(S-GT)にて史上最多となる4度のチャンピオンを獲得するなど活躍し、今シーズン限りでS-GTでの活動を終了するロニー・クインタレッリ選手をねぎらうセレモニーもあり、多くのファンが引退を惜しみました。
会場には飲食を含めてさまざまなブースが並びました。整備士を養成する日産・自動車大学校のブースでは、大勢の親子連れがタイヤの脱着作業などを体験し、学生や教員と交流を深めました。学生が「フェアレディZ」などを基に制作したカスタマイズカーも展示し、注目を集めていました。また、 R/Cカーの展示やカートの運転体験などのコーナーも大勢の人でにぎわっていました。
◆ホンダ
ホンダは12月14~15日の2日間、ホンダウェルカムプラザ青山(東京都港区)で「ホンダレーシング2024シーズンフィナーレ」を開催しました。24年シーズンの締めくくりとして、各レースで活躍したマシンや選手が集結。選手のトークショーや展示車両を一目見ようと多くのファンが詰めかけました。
23年まではモビリティリゾートもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)で「ホンダレーシングサンクスデイ」として開催していましたが、今回は多くのファンに参加してもらうため、ウェルカムプラザ青山で実施しました。14日にはMotoGPの中上貴晶選手ら、15日にはフォーミュラワン(F1)世界選手権の角田裕毅選手らが登場し今シーズンの振り返りやシーズンオフの過ごし方などを語りました。
会場では、参戦車両のほか、F1参戦60周年記念展示も実施。これまでの歩みやF1初参戦車両「RA271」、14日には「CBR 1000 RR-R」オーナーズ車両も展示されました。
関連リンク
MAZDA FAN FESTA 2024 at FUJI SPEEDWAY
Hyundai N x TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL
NISMO FESTIVAL at Fuji Speedway 2024