- 2025/10/15
- ジャパンモビリティショー, モーターショー, 記者会見
モビショーの全貌が明らかに!開幕直前説明会を開催
自工会は10月15日、間近に迫った「Japan Mobility Show 2025」(ジャパンモビリティショー:東京モーターショーから改称、通称:モビショー、会期:10月30日〜11月9日 場所:東京ビッグサイト)について主催者プログラムを中心に、詳細なプログラム内容を報道向けに発表する説明会を実施しました。また、9月10日に開催された前回の説明会に引き続き、第二部では、自工会会員企業全社による各社メーカーブースの説明も行われました。
500社以上にのぼる企業・団体が参加する本イベントでは、FUTURE、CULTURE、CREATIONの3つのキーワードから成る主催者プログラムのほか、軽トラ市やはたらくクルマの展示など、クルマ、バイク好きはもちろん、幅広い層をターゲットに多数のコンテンツをご用意。自工会会員企業全社一丸となって「モビリティがもたらす明るい未来」を体感していただける多数の企画をご提案します。
説明会アーカイブ
■モビリティショー委員会 委員長 貝原 典也(本田技研工業 代表執行役副社長)

モビリティショー委員会 委員長 貝原 典也(本田技研工業 代表執行役副社長)

モビリティショー委員長の貝原です。本日は、ジャパンモビリティショー2025の開幕直前説明会にご参加いただき、誠にありがとうございます。開幕に向けて、具体的な内容のご説明に移る前に、私より、簡単にこれまでの振り返りをさせてください。
ジャパンモビリティショーは、2023年からスタートした新しいイベントですが、前身の東京モーターショー時代を含めると70年の歴史を誇るイベントになります。

時代の移り変わりとともに、変化と革新を繰り返し、また、70年のレガシーを引き継ぎながら、2023年に再びスタートラインに立ち、立ち上げたのが、ジャパンモビリティショーです。今年は、その第二回目になります。

ジャパンモビリティショーは、70年のレガシーも大切にしながら、現在、未来へと、目を向けています。だからこそ、これまでのファンの皆さまはもちろんのこと、新たなお客さまも巻き込みながら、すべての人がワクワクし、希望が広がっていくイベントへ成長していきたいと思っております。

その想いを込めて、今回の開催コンセプトを「ワクワクする未来を、探しに行こう!」といたしました。

今回、非常に多くの企業の皆さまにご参加をいただく予定です。参加企業数は517社となり、過去最多となりました。今回は、一部展示棟の修繕工事もあり、会場スペースがやや縮小している中ではございますが、このような嬉しい状況になっておりますこと、感謝申し上げます。

その中でも、206社の企業や団体の皆さまには、部門出展としてブースをご展開いただきます。数多くの大迫力のブースは、モビショーならではの醍醐味でもございます。新しいモビリティや、サービス、技術が明るい未来へと繋がるものと、私も楽しみにしております。

ここからは、これまでご紹介してきました3本の柱をはじめとしたすべてのプログラムをご紹介していきます。圧倒的な没入空間や、ここでしか見られない、時代を超えた展示コンテンツ、そして、世代を超えて、誰もが楽しめるプログラムをピックアップしてお届けします。

まずは、Tokyo Future Tour 2035です。

本企画は、10年後の未来を感じていただくだけでなく、自分ならこうしたい、こうなっていて欲しい、というアイデアやヒントとの出会いをお楽しみいただける未来ツアープログラムです。どんなツアー体験が待っているのか、少し中をご紹介いたします。こちらをご覧ください。

10年後、遠いようで、きっとすぐに訪れる未来だと思います。より良い未来に向けて、すべての人にとって、ヒントを得てもらったり、アイデアにつながることを期待しています。また、乗れるモビリティから、自律型のモビリティ、生活を便利にするモビリティや、遊び心をくすぐるモビリティなど、非常に多くのモビリティが、皆さまをお待ちしております。
是非、間近で見て、乗って、触って、10年後の未来に想像をめぐらせてみてください。

続いては、モビリティカルチャープログラムです。東京モーターショー時代からの、70年のレガシーを引き継いだモビショーだからこそ、実現できるモビリティの本質的な魅力に、どっぷり浸かれる体験をお届けします。

歴史を刻んだ名車の存在感、その当時の情景、エンジンの鼓動、クルマ、バイクを愛する人々の情熱、未来へつながる最新技術など会場全体に、モビリティがこれまで培ってきた、様々な表情を盛りだくさんでご用意しています。
はじめにご紹介するのは、自動車メーカー合同で行う「タイムスリップ・ガレージ」です。「タイムスリップ・ガレージ」は、単なる自動車の合同展示ではなく、戦後から現代まで、様々なモビリティが如何に社会と響き合い、ライフスタイルや、感性を形づくってきたか、当時の情景とともに、大きく3つの年代でお届けする展示プログラムです。

まずは、70年代のエリアです。

この時代は、高度経済成長期の余韻が残る中で、欧米文化や、アウトドアなどが、積極的に取り入れられ、人々は豊かさから、自分らしさの追求へとシフトしていきました。同時期に誕生したクルマやバイクは、自分らしさの表現として、ファンの心を捉える役割を担っていました。多様性のはじまりとも言える70年代。その時の情景と、主役であった名車たちとの再会をお楽しみください。

続いては、80年代から90年代のエリアです。

シティポップ、ファッション、音楽、ストリート文化が築かれた80年代から、バブル景気に沸き、ラグジュアリーブームが盛り上がりをみせた90年代では、モビリティは、自らのライフスタイルや、憧れを投影する存在へと変わりました。多くの若者のニーズを捉え、話題になったモビリティたちは、今見ても、懐かしいものではなく、力強い存在に見えると思います。

三つ目は、2000年代へ続くエリアです。

90年代は、個々人の多様なライフスタイルの追求と同時に、モビリティも、デザインやサイズなど、多様にスタイルを変え始め、モビリティは乗るだけでなく、自己を語る存在へと変化していきました。一方、2000年代になると、デジタル化や、環境配慮への視線も強くなり、ハード面だけの多様性ではなく、ソフト面での多様性も増えていきました。近い年代でも、ここまでモビリティの役割が変わる、そんな時代のスピードにも、ご注目いただけると思います。

そして、どの時代にも通じるのが、「もっと速く」という「速さへの追求」です。モータースポーツの熱狂はもちろん、そこで培った技術や感性は、その時代に合わせて、市販車へも還元されていきました。速さを追い求めることは、冒険心そのものであり、極限で戦うレースカーから、スポーツモデルまで、その時代ごとの冒険心に、胸を踊らせてください。

ご紹介したのは、あくまでも一例です。ここには30台以上のモビリティと、無数に広がる人々の思いや感情、そして、その時代背景を通して、きっと懐かしさや、昔抱いた憧れとロマンを思い出したり、大人も子どもも、世代を超えて、語り継ぎたいクルマやバイクに出会える、そんな空間になっています。是非、東7ホールへ足をお運びください。

モビリティカルチャープログラムは、まだまだ盛りだくさんございます。屋外エリアでは、次世代燃料車のショーランをはじめ、SUVによる悪路パフォーマンス、圧巻のレーシングカーのデモランなど、まとめて体験することができるのは、モビショーだけです

さらに、国内バイク4メーカーのコラボによる鈴鹿8耐パフォーマンスも開催いたします。8耐を戦い抜いたマシンとライダーが、特別にモビショーに登場。普段、サーキットに馴染みがない方も、響き渡る轟音、ライダーの熱気、マシンの躍動をぜひこの機会に、体感してください。

はたらくモビリティとして、「消防活動二輪車」 や 「救助工作車」など、いざという時を支えるモビリティや、「南極観測用 雪上車」 など 「はたらく」 を拡張するモビリティも展示されます。子どもから、大人、家族みんなで、頼もしさとワクワクが同居する空間をお楽しみください。

また、モビリティの展示だけでなく、クルマ・バイクのファンイベントも開催します。コーヒー⽚⼿に情報交換をしたり、愛車への熱い想いを共有したり、誰でも気軽に参加でき、新しい仲間に出会える場として、今まさに、クルマやバイクを思いきり楽しんでいる人たちの輪が、ここから拡がっていくことでしょう。

最後に、レギュラーイベントではありませんが、ユニークな日替わり展示も開催いたします。日本全国の特産品を軽トラで運び、集う、軽トラ市。スーパーカーが一堂に会する特別な展示イベント。国内外で注目されるデコカーが集う痛車天国など、無料でお楽しみいただけるイベントもございます。是非、ご来場ください。

フューチャー、カルチャーに続き、クリエイションプログラムも忘れてはなりません。2023年から開始し、昨年継続して実施した「Startup Future Factory」。また「豊かで夢のあるモビリティ社会」について、様々なテーマで語り合う「未来モビリティ会議」についてご説明いたします。

「Startup Future Factory」は、共創の輪を広げ、未来に向けて新たな挑戦を増やし、モビリティ産業が拡張していくための非常に重要な企画です。今回は、スタートアップ企業や、大学研究機関を含め、延べ129社が様々なプロダクトやサービス、技術を展示してくださいます。

具体的な企業のご紹介としては、2023年の 「Pitch Contest & Awards」 で表彰された3社が、再びモビショーの場に戻ってきてくださることに加え、4つのカテゴリーで展示を行っていただきます。そのいくつかのスタートアップ企業をご紹介します。

こちらのカテゴリーでは、小さなモーションセンサー1つで、大型トレーラーの横転防止や、乗車時の乗り心地評価を行い、国際会議でも評価を得ている、「三次元重心検知研究室」。EVフォーミュラカー開発プロジェクトを推進する「東京工科大学」の学生チームも参加。

2つ目のカテゴリーでは、今、注目の集まるペロブスカイト太陽光発電池の材料を開発し、環境を選ばず発電する 「どこでも電源」 を実現した「株式会社 エネコートテクノロジーズ」。プラスチック資源の国内循環利用を実現する「グリーンプラ 株式会社」。

つづいてのカテゴリーでは、「Humonii」は、体を傾け、直感的に操作可能な車いす 「Feeling」 を展示します。こちらは、「CEATEC AWARD 2025 モビリティ部門」を受賞された、注目のプロジェクトです。また、simカードを挿入するだけで、運転の測定をAIが解析するサービスを提供する「ティーティス合同会社」。

最後のカテゴリーでは、眼球運動とAIを組み合わせ、運転リスクを科学的に測定する「株式会社 MEDMIL」。世界初の都市型立体ロボット物流システムを提供する「Cuebus株式会社」 等々、一部のみのご紹介になりますが、最先端のモビリティ技術から、モビリティの枠を超えた挑戦が感じられる「Exhibition Street」 へぜひお立ち寄りください。

続いては、「ピッチコンテスト」です。未来を担うスタートアップ企業30社がシード/アーリー部門、ミドル/レイター部門の2部門で決勝ピッチを行います。新たな挑戦と、さらなる飛躍にご注目ください。

審査員には、大学研究者、投資家、企業経営者など、第一線で活躍するご覧の方々にご参加いただきます。革新的なアイデアと情熱で、未来を変える企業を真剣に審査いただきます。

最先端のモビリティ技術から、時代を切り拓くアイデアまで、スタートアップ企業たちが描く新しいモビリティの未来をぜひご体感ください。

今回、「未来モビリティ会議」のスタートを切る 特別セッションは、10月30日16時30分より開催します。会場にお越しいただけない方もオンラインでご視聴が可能です。第1部では、自工会会長の片山が登壇し、ジャパンモビリティショーの意義やモビリティ社会の未来について、お話させていただきます。続く、第2部では、正副会長7名による“クルマ愛” をテーマにしたクロストークを開催。会場には、ご自身の愛車や、想い入れのあるクルマやバイクを展示し、それぞれの哲学と情熱を語りあっていただきます。メーカーの垣根を超え、各社トップの素の一面を垣間見れる、貴重なクロストークは必見です。

そして、自工会理事が登壇し、「モビリティの未来」 に関する、様々なビジネス視点のセッションや、身近な話題をテーマにした、フランクなセッションが行われます。この他にも、日替わりで、様々な企業・団体様のトークステージを予定しています。詳細は、本日のリリースおよび公式WEBサイトでご確認をお願いいたします。

クリエイションプログラムは、ビジネスだけのものではございません。ご来場の皆さま、一人一人に、未来について考える、きっかけをお届けすることが目的です。前回ご好評いただきました 「未来掲示板」 を、10年後の未来に再設定し、「未来掲示板2035」として、今回も実施いたします。誰もがアイデアを形にできる、参加型の企画になっておりますので、会場を様々まわっていただき、未来掲示板の前でお会いできればと思います。

お子さま向けには、毎回ご好評の「Out of KidZania in Japan Mobility Show」での、モビリティに関わる職業体験をオススメしております。未就学のお子さまから小学生まで、幅広い職業体験をご用意しております。実際に手を動かし、考え、創り出し、楽しく学ぶ体験は、きっと未来を考えるきっかけになることと思います。なお、モビショー公式アプリでの事前予約が必要となりますので、お早めにご予約ください。

お食事も豊富に揃えてございます。40店舗以上が会場の至る所に軒を連ねる「JMSグルメストリート」では、世界各国の味や、ボリューム満点の料理、モビショーだけでしか味わえない、メニューなど盛りだくさんです。家族や友人とシェアしながら、食の旅を満喫できる、特別なストリートになっております。

他にも、世代を問わず大好評の「トミカコーナー」や、人気ユーチューバー の ボンボンアカデミーの歌と踊り、大人気漫画「サバイバルシリーズ」 とのコラボプログラムとご家族でお楽しみいただけるコンテンツも、たくさんご用意しております。

今回、会場限定でご購入いただけるオフィシャルグッズをリニューアルし、ご覧の幅広いアイテムをご用意しました。お気に入りのアイテムを、是非会場でお探しください。

また、会場外でも、モビショーをお楽しみいただける機会もございます。今回は13施設が「サテライト会場」として実施予定です。「モビショーオリジナルエコバッグ」や「トミカとトムの限定ステッカー」がもらえるキャンペーンも実施しますので、是非お近くの会場へ足をお運びください。

入場チケットも好評販売中です。高校生以下は無料ですので、お気軽にご来場ください。なお、各種チケットは、提携プレイガイドでのオンライン販売とコンビニエンスストアでの取り扱い“のみ”となり、会場窓口での取り扱いはございませんので、ご注意ください。

公式アプリでは、モビショーを楽しむための基本情報に加え、来場者の趣味や目的にあったコース提案や、オリジナルコースの作成ができ、広い会場内を効率的に回ることができます。また、入場チケットの取り込みや、会場での体験コンテンツのご予約も可能です。是非ダウンロードして、モビショーをお楽しみください。

非常に多くのプログラムをご紹介し、盛りだくさんの内容となりましたが、クルマやバイク好きの方はもちろん、お子さまも、大人も、家族でも、誰もがお楽しみいただけるイベントになっておりますので、ご来場をお待ちしております。
資料
第二部
第二部では、自工会会員企業全社によるブースコンセプトや、出展の内容について説明がありました(アーカイブ)。展示内容の全ては当日のお楽しみではありますが、各社パース図などを用いて具体的な出展内容に触れるなど、各社のプレゼンに報道陣も熱心に耳を傾けていました。
- モビリティショー委員会 委員長 貝原 典也(本田技研工業 代表執行役副社長)
- 自工会次世代モビリティ領域長 田中正実
- 自工会ショー広報部会 部会長 新田 梢 (マツダ株式会社)
- カワサキモータース株式会社 松田 加菜子さん
- カワサキモータース株式会社 松田 加菜子さん
- スズキ株式会社 井門 大輔さん
- スズキ株式会社 井門 大輔さん
- 株式会社SUBARU 杉浦 勇輝さん
- 株式会社SUBARU 杉浦 勇輝さん
- (左から)トヨタ自動車株式会社 伊原 麻弥さん、ダイハツ工業株式会社 木下 稔淳さん
- (左から)トヨタ自動車株式会社 伊原 麻弥さん、ダイハツ工業株式会社 木下 稔淳さん
- 日産自動車株式会社 橋本 佳奈さん
- 日産自動車株式会社 橋本 佳奈さん
- 日野自動車株式会社 澤田 智則さん
- 日野自動車株式会社 澤田 智則さん
- 本田技研工業株式会社 サブチェンコ セルゲイさん
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- マツダ株式会社 湊 美穂さん
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- 三菱自動車工業株式会社 伊勢田 有希さん
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- 三菱ふそうトラック・バス株式会社 若尾 彩子
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- ヤマハ発動機株式会社 太田 晴美さん
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- いすゞグループ(いすゞ自動車株式会社/UDトラックス株式会社) 相川 貴之さん
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関連リンク
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