F1日本グランプリ 今年も三重・鈴鹿サーキットで3月末開催!

世界最高峰の四輪自動車レース、フォーミュラ・ワン(F1)の日本グランプリ(GP)が2026年シーズンも3月27~29日、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開かれます。今年は本田技研工業が2021年以来、5年ぶりにメーカーとして参戦し、英国のアストンマーティンにパワーユニット(PU)を供給します。トヨタ自動車米ハースとの提携を強化しています。F1自体も今年からマシンのレギュレーション(技術規定)が大きく刷新され、レース勢力図の変化が注目されます。

今年で76年目のシーズン。世界では8億人以上の視聴者がいると言われ、近年は動画配信サービスのドキュメンタリー番組やF1をテーマにした映画も公開、特に米国で若者の人気を獲得しています。F1の統括会社は「日本国内にも約1700万人のファンがいる」と説明しています。

今年の見どころの1つはホンダの復帰です。前回参戦した2015~21年は序盤こそ苦労を強いられたものの、18年に強豪レッドブル・グループへのPU供給が始まると、21年にはドライバー部門の年間王者獲得を後押しする活躍を見せました。レッドブルは22~23年、ホンダの技術支援を受けて製造者部門でもチャンピオンに輝いています。今年からはアストンマーティンに供給先を切り替え、再び世界に挑みます。

ホンダのパワーユニットを搭載した新型マシン「AMR26」

 トヨタも24年に発表したハースとの提携関係を深め、チームは今年から「TGR(トヨタ・ガズー・レーシング)ハースF1チーム」の名称で活動します。控えドライバーにはTGRに所属する平川亮選手が就任。トヨタは世界耐久選手権(WEC)世界ラリー選手権(WRC)とともに、主要な世界選手権で頂点を目指しています。

TGRハースF1チームのマシン

レッドブル・グループにも日本人ドライバーが控えとして所属。昨年までレギュラードライバーだった角田裕毅選手と、全日本スーパーフォーミュラ選手権で昨年王者となった岩佐歩夢選手の2人です。ともに日本グランプリの練習セッションでの走行がかなうか期待が高まっています。

F1レース自体も今年は〝大変革の年〟を迎えます。PUはすでに内燃機関とモーター、バッテリーのハイブリッドシステムで争われていますが、技術規定が変更、モーターの出力は従来の3倍近い350キロワットとなり、バッテリーとモーターの重要性が高まります。

エンジンもカーボンニュートラル燃料を使い、環境に配慮。車体の大きさもコンパクトになり、前後ウイングの可動域が広がるため、コース上でのバトル回数も増えると想定されます。

チーム数も11チームに増加し、計22台で争われることになります。米キャデラック(ゼネラル・モーターズ、GM)が新規参戦し、独アウディ(フォルクスワーゲン・グループ)も既存チームを継承します。フォード・モーターもレッドブルへの技術支援で参画します。これにより、自動車メーカーの参画は伊フェラーリ英マクラーレン独メルセデス・ベンツ仏アルピーヌ(ルノー・グループ)を含めて10社となります。

さらに今年は、地上波でのテレビ放送が11年ぶりに復活します。FORMULA 1® – フジテレビが国内でのF1の放映権を独占的に取得し、地上波、ケーブルテレビ(CATV)、インターネット配信を全て手掛けることになります。国内でもさらなるF1人気の拡大が見込まれます。

日本グランプリはチケットが発売当日にほぼ完売となりました。24年から春の開催となり、現地では満開の桜も来場者を楽しませています。海外からの観戦客の姿も目立つようになり、昨年は3日間で26万6000人を動員しました。今年はレース会場の現地観戦だけではなく、テレビで地上波放送等も楽しんでみてはいかがでしょうか。

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