4年ぶり開催「GO OUTジャンボリー2023」会場で聞いたオートキャンプの楽しみ

車の楽しみ方の一つとして根強い人気があるアウトドアレジャーがオートキャンプです。車やオートバイにキャンプ道具を積み込み、大自然を満喫する休日の過ごし方は、日本でもすっかり定着しました。今回は4月に行われたキャンプのイベント「GO OUTジャンボリー2023」(三栄主催)の参加者にオートキャンプの楽しみ方を聞きました。

GO OUTジャンボリーは、アウトドアファッション誌「GO OUT」が主催するアウトドアイベントで、キャンプ初心者から、ソロ、カップル、ファミリーまで、誰もが楽しめるキャンプのイベントです。今年は4月21~23日の3日間、富士山麓のキャンプ場「ふもとっぱら」(静岡県富士宮市)で4年ぶりに開催され、大勢の愛好家がSUVやミニバン、キャンピングカーなど思い思いの車で訪れ、それぞれの休日を楽しみました。

オートキャンプ愛好家が各地から集合

東京都から家族4人で訪れた岡野大介さん(38)は年に4、5回はキャンプに出掛けると言います。1年前、トヨタ「ハイエース」の車中泊仕様車を購入し、「天候を気にせず、いつでもキャンプに行けるようになった」と話します。車中泊仕様の中でも、フルフラットタイプにしたので、家族4人での宿泊でも楽だそうです。次は「フロントグリルのカスタムをしたい」(岡野さん)とのことでした。

ハイエースの車中泊仕様車で訪れた東京都の岡野さんファミリー

三重県から三菱「デリカD:5」で訪れた小田寛之さん(42)ファミリーは5回目の参加というベテランです。小田さんも年に4、5回はキャンプに出掛けるというアウトドア好きの4人家族です。デリカに乗り替えたのは最近とのこと。ディーゼルエンジンの伸び良さに驚き、「ここまで乗り心地が良いとは思わなかった」と満足そうです。「次に欲しいのはルーフラック」と話していました。

三重県の小田さんファミリー

気の合う仲間同士のグループも数多く見られました。堀口優希さん(39)の4人グループは、このイベントには今回が初めての参加でした。群馬、千葉、神奈川の各県から、それぞれの車に個人用のキャンプ道具を積んで訪れたと言います。「キャンプ道具がどんどん増えるため、車選びでは荷室の大きさにこだわっている」(堀口さん)とのことでした。

堀口さん(左)のグループは各々の車で参加

オートバイで訪れていた人も少なくありませんでした。一人で参加していたのは静岡県のただしさん(38)です。ソロキャンプを始めて3年目で、今では毎週末、オートバイでキャンプに出掛けるのが楽しみだそうです。車と違い、バイクは荷物の積載場所が限られるため、「荷物をコンパクトに収めるのが大変」と話します。「雨で中の荷物が濡れないようにする」ことも、オートバイでのキャンプを楽しく、快適にするために気を使うところだそうです。

オートバイでソロキャンプに訪れたただしさん

日本オートキャンプ協会によると、オートキャンプ参加人口は新型コロナウイルス感染拡大の影響により2020年に一度落ち込みましたが、21年は前年比23%増の750万人と再び増加に転じました。初心者やソロキャンプが増えていることや、シーズンが夏中心から、秋・冬に移っていることが最近の傾向です。自然の中で心身ともにリフレッシュできるオートキャンプの人気はこれからも続きそうです。

オートキャンプ人口は2021年に増加に転じた

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