国内外レースで活躍する部用品メーカー タイヤ、ホイール、ヘルメットを供給!

世界選手権や国内トップカテゴリーのモータースポーツで活躍している日本の部用品メーカーは多く、過酷な現場で培われているブランドはファンからも人気を集めています。2026年も熱いレースを引き続き支え、モータースポーツ文化の発展にも貢献しています。今回は四輪車・二輪車の国内外のレースで、タイヤやホイール、ヘルメットを供給している主なメーカーをご紹介してみましょう。

■タイヤ

ブリヂストン
四輪レースではPOTENZAブランド、二輪レースではBATTLAXブランドのタイヤを中心に、国内外のモータースポーツを足元から支えています。「タイヤは生命を乗せている」という大原則の下、ドライバー・ライダーの安心・安全を第一にタイヤを供給。モータースポーツ活動を〝走る実験室〟としており、「レースへの挑戦を通して磨かれた技術を市販タイヤの進化、ブランド強化につなげていきます」と説明しています。

レースでは、BridgestoneブランドとFirestoneブランドを使用。Bridgestoneブランドでは、国内で人気の四輪レース「SUPER GT」にタイヤを供給しており、2026年はGT500クラスで12チーム、GT300クラスで6チームがタイヤを装着しています。
Firestoneブランドは、125年の歴史を持ち、世界三大レースのひとつ「インディ500」をはじめとする北米最高峰のフォーミュラカーレース「インディカー・シリーズ」唯一のタイヤサプライヤーです。2030年までオフィシャルタイヤサプライヤーとしてワンメイクでタイヤを供給することが決まっています。

インディカー・シリーズ

FIM世界耐久選手権(EWC)」は二輪ロードレースとして世界選手権で唯一、複数のタイヤメーカーがタイヤを供給しています。EWC全4戦のうちの1戦「鈴鹿8時間耐久ロードレース」で、ブリヂストンは2026年も多くのチームにタイヤを供給しました。

鈴鹿8耐

DUNLOP(住友ゴム工業)
2026年もDUNLOPブランドを中心に、四輪・二輪の国内外の幅広いカテゴリーにタイヤを供給、モータースポーツの裾野拡大とブランド価値の向上に取り組んでいます。DUNLOPは「引き続きタイヤ開発を進め、パートナーとしてチーム、選手の勝利に貢献していきます」と強調しています。

SUPER GT

四輪の国内最高峰レース「SUPER GT」では、GT500クラスとGT300クラスをサポート。サステナブル原材料比率を高めたタイヤについては、SUPER GTへの供給も検討しているとのことです。
世界一過酷な24時間レースとも言われるドイツの「ニュルブルクリンク24時間レース」では、スバルテクニカインターナショナルが「WRX S4」をベース車両として参戦したSUBARU WRX NBR CHALLENGEに対してFALKENブランドのタイヤを供給、SP4Tクラス(排気量2.0L以上2.6L未満のターボエンジン搭載車)で優勝を果たしました。

ニュルブルクリンク24時間レース

海外の二輪レースでは、オフロードレース「モトクロス世界選手権」でカワサキなど4チームにタイヤを供給。アジア最高峰のロードレース「FIMアジアロードレース選手権」などでも公式タイヤサプライヤーを務めています。
DUNLOPは「レースを通じて得られる技術を製品開発へ生かすとともに、ブランド価値のさらなる向上を目指します」と強調しています。

モトクロス世界選手権

横浜ゴム
モータースポーツ活動を技術開発に加え、グローバルフラッグシップタイヤブランドADVAN、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランドGEOLANDARの〝ブランド強化の場〟と位置付けています。

全日本スーパーフォーミュラ選手権

ADVANでは、2016年から国内最高峰のモータースポーツ「全日本スーパーフォーミュラ選手権」のオフィシャルタイヤパートナーとして、タイヤをワンメイク供給。GEOLANDARでは、2026年から新たに開催された北米最高峰のデザートオフロードレース「American Off-Road Racing Championship」のサポートスポンサーを務めるなどしています。

■ホイール

BBSジャパン

フェラーリF1マシン

世界最高峰の四輪レース「フォーミュラ・ワン(F1)世界選手権」で、 BBSのF1レーシングホイールは2025年までオフィシャルサプライヤーとして全マシンにワンメイク供給されてきましたが、2026年シーズンは規定変更で、各チームが独自に提携メーカーを選べるようになりました。
2026年シーズンよりフェラーリチームと複数年契約のテクニカルパートナーシップを締結。「F1という世界トップレベルのモータースポーツカテゴリーに供給することで、さまざまな経験値が得られます」と説明しています。
量販車の性能も日々進化しており、F1で得られたノウハウを量販車用ホイールへとフィードバックし、ユーザーのクルマのパフォーマンスを向上させる考えです。
BBSとフェラーリの歴史は1992年にさかのぼり、両社の関係は30年以上にわたります。F1史上初となるマグネシウム鍛造ホイールの開発に成功し、フェラーリに供給を開始。特に2000年から2004年にかけてミハエル・シューマッハ選手が前人未踏の5連覇を成し遂げるなど、輝かしい実績を築いてきました。

フェラーリマシン後方

BBSは「テクニカルパートナーとしてフェラーリと密接に連携し、鍛造マグネシウムホイールの開発を推進していきます」と、今後も最高水準のパフォーマンスを提供していくそうです。

エンケイ
2026年シーズンからF1のマクラーレンチームのオフィシャルサプライヤーとして、再びF1に復帰。エンケイは高性能な鍛造マグネシウムホイールの設計、開発、製造を担います。
マクラーレンとの技術提携は1995年に始まり、2021年まで26年継続。その間、エンケイが供給したホイールは、数世代にわたるマクラーレンマシンを支え、勝利に貢献してきました。エンケイの鍛造マグネシウム技術は極限のレース条件下で求められる強度、軽量化、剛性、耐久性において、マシンのポテンシャルを最大限に引き出しますとコメントしています。

マクラーレン向けホイール

■ヘルメット

アライヘルメット
二輪・四輪と国内外を問わずに世界最高峰レースで長年活躍しているブランド・アライヘルメット。プロ用製品と市販品に大きな違いはなく、一般のライダーに高い安全性能を備えたヘルメットを提供しています。
日本で初めて乗車用ヘルメットの製造を手掛け、現在のヘルメットのベースであるFRP(繊維強化プラスチック)製のシェル(硬い外殻=帽体)と発砲スチロール製の緩衝ライナーの組み合わせを編み出したといいます。
丸く滑らかでコンパクトなフォルムにより、万が一の転倒などによる衝撃を可能な限り分散・吸収し、頭部に伝わる衝撃エネルギーを軽減する性能を発揮します。二輪では世界最高峰のロードレース「MotoGP」で活躍する唯一の日本人現役ライダー・小椋藍選手をはじめ、国内外で多くのライダーが愛用しています。

二輪レースに供給

アライヘルメットは「全日本スーパーフォーミュラ選手権」を主催する日本レースプロモーションと2024年、レース参戦ドライバーのヘルメットに関するパートナーシップを結びました。
アライヘルメットが供給する四輪レース用ヘルメットは、インディカー・シリーズで多くのトップドライバーが使用。軽量で強靭な安全性能を追求し、インディ500で2度の制覇を成し遂げた日本人ドライバー・佐藤琢磨選手らが愛用しています。

四輪レースにも供給

5月には、ヘルメット規格の厳格化を受けて安全性能を大幅に向上させた新商品としてFRP製「GPV-R RO 8859」を発表し、四輪レース用ヘルメットを15年ぶりに刷新しました。
ヘルメット中央にシールドを開閉するロックを導入した「センターロックシステム」、シールドを閉じた時の最上部位置を従来モデルよりも25mm下げた「GP-VAS シールドシステム」など新機能を搭載しているのも特徴です。今後開発されるカーボンファイバー製「RO SRC 8860シリーズ」は将来的にはレース供給も検討しているそうです。

新商品GPV-R RO 8859

新旧商品の比較

SHOEI
「安全・快適・感動(Safety, Comfort and Passion)」をヘルメットづくりの基本理念としています。ライダーの頭部を守る高い安全性能と、走行に集中できる快適性、そして走る歓びを提供することがヘルメットの使命であると考えています。
SHOEIが考える安全性とは、衝撃から頭部を守る保護性能だけではありません。事故を未然に防ぐための快適性も重要な安全性能と捉え、すべての製品を日本国内で一貫生産し、専門技術者と熟練スタッフによる高品質なモノづくりを行っています。
6月に出荷を開始したレーシングヘルメットのフラッグシップモデル「X-Fifteen 02」は、2026年シーズンから世界最高峰のロードレース「MotoGP」等のカテゴリーで採用される新規格に適合。ロック機構や保護性能を強化し、さらなる安全性能を実現しています。

レーシングヘルメット「X-Fifteen 02」

SHOEIは、レースサポートで培った最先端の技術とノウハウを商品開発に反映し、世界中のライダーへ高品質なヘルメットを提供し続けています。

 

 

関連リンク

ブリヂストンモータースポーツ

【DUNLOP】ダンロップモータースポーツ 公式

ヨコハマタイヤのモータースポーツ情報サイト – ヨコハマタイヤモータースポーツ

鍛造ホイール|BBS OFFICIAL WEBSITE

ENKEI WHEELS

||| ARAI HELMET | 株式会社アライヘルメット |||

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