3団体トップが整備士不足に挑む!キックオフを実施
自工会は10月21日、自動車整備事業の業界団体である「日本自動車整備振興会連合会(日整連)」と自動車販売事業の全国組織「日本自動車販売協会連合会(自販連)」とともに懇談を実施しました。3団体のトップがそろって会合を実施するのは初めてのことで、整備領域の人材確保など業界が直面する課題について率直に語り合う、熱心な意見交換の場となりました。
懇談に先立ち、それぞれの会長は以下のように意気込みを語りました。
◾️自工会 佐藤恒治 会長
(トヨタ自動車副会長兼CIO)

今の自動車産業は非常に大きな変革の時で、それぞれの団体で構造改革を本気で取り組んでいる状況だと思います。日本の製造業、特に自動車産業に関しては、商品だけでなく、サービス(整備)とともに両輪であることこそが強みであり、それをしっかりと守っていかなければならないという強い危機感を持っております。
両会の様々な取り組みも共有いただきながら、自動車業界全体としてサービスの領域、整備業界を盛り上げる施策につなげられるよう胸襟を開いて意見交換を進めていければと思います。
◾️日整連 喜谷辰夫 会長
(栃木県自動車整備振興会会長、栃木県自動車整備商工組合理事長、トヨタカローラ栃木会長)

日整連の立場で専業者さんなど個社のことも考えなければならない立場である一方で、自分の所属する会社は自動車の販売会社ですので、自販連のメンバーでもあります。
今の人材不足という大きな課題が、これから先々さらに厳しくなる状況にありますので、これまでの日整連の取り組み等も含め説明させていただきますので、前向きな意見交換ができればと思います。
◾️自販連 髙田靖久 会長
(ホンダカーズ札幌中央 代表取締役社長)
メーカーも入った3団体のトップ会談は、今までにない画期的なものであり、本日の懇談会により、連携が一層強化されるものと、大きな期待を寄せております。
車は、生活・経済を支える重要インフラであり、自動車のアフターサービスを支えるサービス人材の確保・育成は喫緊の課題として、我々も強く認識しております。
本日の懇談を通じて、自販連として何ができるのか、どのような役割を果たせるのかを改めて真摯に考え、取り組みを進めてまいりたいと考えております。

懇談では、自工会から業界の置かれている現状や危機感を共有し、日整連と自販連からは、これまで取り組んできた様々な活動や課題について紹介がありました。
意見交換を通じて、3団体の課題認識がほぼ一致していることが確認できた一方、同じ目的の取組みを各団体がそれぞれ行っている実態も浮かび上がりました。今後の連携に向けて、子ども向けの職業体験や整備士・業界の魅力発信を共同で行うこと、整備士がより技能を発揮できる環境をつくることなど、今後のアイデアも含めて幅広い論点について意見が交わされました。
今後は各団体の実務メンバーで具体的な連携策を検討するとともに、トップによる会合も継続していくことで合意しました。
会の締めくくりに、日整連の喜谷会長は「明るい未来のためにぜひ協力して取り組みたい」、自販連の髙田会長から「まずは貴重な第1回ということでしっかり連携していきたい」と語り、
自工会会長の佐藤は、「この3団体で同じベクトルに向かってアクションを取っていけば、必ず変化は作り出せると確信しました。やるかやらないかじゃなく、何をやるか、どうやるか。極力具体にこだわりアクションオリエンテッドに進めていきたい」と応じました。

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