- 2026/02/02
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【今さら聞けない】シリーズ レースの種類② 二輪車編
新年を迎え、多くの自動車メーカーが参戦するモータースポーツの2026年シーズン開幕を待ち望んでいるファンも多いでしょう。スピードやマシンの耐久性などで極限の性能が求められるレースは、自動車メーカーにとって技術を開発する上での絶好の〝実験場〟となります。日本メーカーは二輪車でも各レースに参戦し、技術の研鑽を進めています。レースから市販車に活かされた技術も少なくありません。今回の「今さら聞けない レースの種類」2回目は「二輪車」編で、二輪車のさまざまなレースについて分かりやすく説明します。
■ロードレース
舗装されたサーキットで行われる二輪車のレース。タイムを競うスプリントレースと周回数を競う耐久レースがあります。世界最高峰は国際モーターサイクリスト連盟(FIM)ロードレース世界選手権「MotoGP」です。
MotoGP:排気量別にMotoGP(4気筒1000㏄)、Moto2(3気筒765㏄)、Moto3(単気筒250㏄)の3クラスで行われるロードレースの世界最高峰。日本メーカーは本田技研工業とヤマハ発動機が参戦しています。過去にはスズキやカワサキモータースも参戦していました。2026年は全22戦で競われ、第17戦日本GPは10月にモビリティリゾートもてぎ(栃木県茂木町)で開催されます。

スーパーバイク世界選手権(WSBK):一般公道が走行できる市販車をベースとしたマシンで行われるスプリントレース。2026年は全12戦で競われます。日本メーカーはホンダ、ヤマハ、カワサキが参戦します。
世界耐久ロードレース選手権(EWC):ロードレースにおける耐久レースの世界選手権。日本で行われる鈴鹿8時間耐久ロードレース(通称鈴鹿8耐)もカレンダーに組み込まれており、2026年は7月に開催されます。ホンダ、ヤマハ、カワサキなどが参戦します。

全日本ロードレース選手権(JSB):国内最高峰のロードレース。JSB1000など5クラスに分かれています。2026年は全7戦で競われます。
■モトクロス
未舗装路の周回コースで行われる競技専用車のバイクレース。コース内にはジャンプ台や急勾配などが設けられており、スピードと巧みにこなすテクニックが求められます。横一線のスタートというのも特徴の一つです。
モトクロス世界選手権(MXGP)は1950年代に発足して以来、現在まで続いており、1970年代以降は日本の4大メーカー(ホンダ・ヤマハ・スズキ・カワサキ)の車両が世界で活躍しています。全日本モトクロス選手権は1964年にスタートした〝国内最高峰〟のモトクロスレースです。車両に使うゼッケンは2026年シーズンからライダーが自分の好きな番号を選べる希望ゼッケン制度に変更されました。2026年は全国各地で全9戦 が組まれています。

■トライアル
クロスカントリーで行われるモータースポーツ。競技専用のバイクを操り、岩山や沢、人工的に作られた障害物などを走破するテクニックが求められます。各設定区間に制限時間はありますが、スピードを競うのではなく、競技中に足を付くと減点などミスの少なさを競います。
トライアル世界選手権(WTC)は毎年、ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)でも開かれており、日本人ライダーとして藤波貴久選手が2004年に初の世界チャンピオンを獲得。トライアル〝国内最高峰〟は全日本トライアル選手権で、1973年にスタートしています。2026年は都市部に人工セクションを築いて競技を行うためファン拡大も期待され、8大会が開催されます。

■フラットトラック
未舗装の平坦な楕円コースをバイクで周回し、速さを競います。ダートトラックとも呼ばれます。バイクは市販車をベースにしたものが多く、コーナーにおいて地面ギリギリまでバンクさせながらのドリフト走行は迫力があり、見ものです。

関連リンク
レース・ラリー参戦し高性能モデルを展開するメーカー直系ブランド – JAMA BLOG 一般社団法人日本自動車工業会

