
自然の中で二輪車メディアミーティング開催!
自工会二輪車委員会は7月11日、報道関係者との懇談会を開催しました。第12回目となる今回は趣向を変え、自然豊かでツーリング先として人気エリアとなる、神奈川県の宮ヶ瀬ダム近くのカフェ&BBQ施設「宮ヶ瀬ヴィレッジ」を会場に設定。参加者の方々や委員もほぼ全員バイクで来場し、カジュアルな雰囲気の中、それぞれの愛車を眺めながら二輪車のトレンドや市場活性化、利用環境などを話題に本音のトークが繰り広げられました。
自工会 副会長 兼 二輪車委員会委員長 設楽元文(ヤマハ発動機代表取締役社長)
今日は二輪ライダーの一人として、(ジャーナリストの)皆さんとコミュニケーションが取れることを楽しみにしておりました。しばらく二輪から離れていた時期もありましたが、最近は世界各国の二輪車市場を回りながら日本の位置付けを考えつつ、どうやって日本市場を活性化させようかと考えている日々が多いです。
コロナなど色々な社会環境が変化する中で、やはり心の豊かさや人生の豊かさを享受するためのツールとしては、バイクは非常に良いアイテムだと改めて感じる次第です。そうした中でバイクを普及させていく上で、健全で安全な乗り物であり憧れの存在であり、そのような位置付けでバイクを理解していただきたいと切に思っています。
やはり憧れとしての存在感を高めるためには、自工会活動だけではなかなか浸透できません。メディアの皆さんのお力添えがあって初めて、国内の需要が盛り上がるのではと考えています。
さて、8/1〜3に鈴鹿8時間耐久ロードレースが鈴鹿で行われます。その昔は相当数の動員がありました。日本ではこれまでバイクがトレンドとして浮き沈みがありましたので、私自身はバイクを日本の文化にしていきたいと思っています。文化とは普遍的な価値観をお客さまに知っていただきながら、それをちゃんと後世に伝えていけるような状況。日本はそれをリーディング(先導者)の立場で世界を引っ張っていける国だと思います。
これからは短期的な思考にとらわれず、長期的な視点でバイクが日本に根付くことを皆さんと一緒にやっていきたいと思います。ぜひ引き続きお力添えをお願いします。
地元の食材を使ったBBQを楽しみながら2時間近くに及ぶ密度の濃い懇談の締めくくりに、設楽は次のように振り返りました。
やはり「脳内活性化」するためには、こうしたバイクの側でコミュニケーションを取るのはいいなと改めて思いました。もちろんミーティングはインドアでやらなければならないときもありますが、自工会はこれからもアウトドアで、皆さんとコミュニケーションを取らせていただきながら、将来の発展について我々も情報提供しますし、皆さんもぜひ忌憚のないご意見をいただけたらと思います。
次回もまた機会を設けることになると思いますが、その際にはよろしくお願いします。
■フォトギャラリー
- 左:自工会副会長兼二輪車委員会委員長 設楽元文(ヤマハ発動機)、右:常務理事 江坂行弘
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