バイクが心を「駆」ける年に — 2026年初の二輪車メディアミーティング
自工会の二輪車委員会は報道関係者を対象に新年最初となるメディアミーティングを開催しました。自工会二輪車委員会委員長 設楽元文より年頭のご挨拶を行うとともに、集まった一般紙誌や専門誌メディアと2026年の国内二輪市場の展望について活発な議論が交わされました。
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◾️自工会副会長 兼 二輪車委員会委員長 設楽元文(ヤマハ発動機株式会社 代表取締役社長)

自工会副会長兼二輪車委員会委員長 設楽元文(ヤマハ発動機)
皆さま、本日はお忙しい中、第13回二輪車委員会メディアミーティングにご参加いただき、誠にありがとうございます。二輪車委員会委員長の設楽でございます。少し遅くなりましたが、改めまして本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。まずは、昨年度の自工会活動に対する皆さまのご理解とご協力に、心より御礼申し上げます。今年も変わらぬご支援をいただければ幸いです。
昨年度は、米国の相互関税政策や、中国のレアアース輸出規制といった、自由貿易の根幹を揺るがす出来事が続きました。加えて、今年に入ってからも、米国によるベネズエラへの軍事介入による原油高騰リスクなど、先行きが見通しにくい状況が続いております。資源高による物価上昇、賃金の伸び悩み、社会保険料の負担増なども重なり、国内消費も力強さを欠く状況です。こうした厳しい環境の中、私が二輪車委員会委員長を拝命して一年が経ちました。今日はその一年を、少し振り返らせていただきます。手前味噌ではございますが、 国内二輪業界の活性化に向けた取り組みは、概ね計画どおり進められたと感じています。昨年もお話しした「二輪文化の定着と活性化」。その象徴のひとつが鈴鹿8時間耐久ロードレースでの取り組みです。
皆さまご存じのとおり、日本最大級の二輪レースイベントで、ライダーと観客が一体になる、独特の熱気があります。若い世代にもその魅力を知っていただくため、今回は16〜23歳を対象にした“ZERO円パス”、さらに 音楽フェスの併催といった取り組みを実施しました。その結果、3日間で約6万1500人、前年比110%という来場を達成しております。
さらに、昨年11月開催のジャパンモビリティショーでは、4メーカー合同の屋外イベントを開催し、鈴鹿8耐マシンのピットパフォーマンスや、レジェンド・現役ライダーによるトークショーなどを実施しました。
また、このモビリティーショーにおいては、自工会正副会長によるトークショーも開催し、各社のトップが自分の体験に基づいて、四輪・二輪への想いを語る新たな取り組みも行いました。開催事務局より非常に大きな反響があったと報告を受けております。私自身も愛車を展示し、思い出話とともに「もっと二輪に乗ろう」というメッセージをお伝えできました。これらが広く発信されたのは、ひとえにメディアの皆さまのお力添えのおかげです。この場を借りて、改めて感謝申し上げます。当日の映像がございますのでご覧ください。
【動画】JMS2025: 国内4メーカーコラボ!鈴鹿8耐イベント ダイジェスト
一方、需要面では大きな変化もありました。半世紀以上親しまれてきた 50cc以下の原付一種の生産が終了し、今年4月の道路交通法改正により、50cc超〜125cc以下・出力4kW以下の車両が原付免許で運転可能となるなど、新たな時代を迎えています。今後は新基準原付の普及を図りながら、原付二種を含めた需要の推移を注視してまいります。また、カーボンニュートラルへの対応も、二輪業界にとって重要な課題として継続して取り組んでまいります。2025年の国内総需要は36万1990台で、排気量別に見ますと軽二輪のみが約108%と前年伸張となり、自動二輪、原付二種は4%、原付一種は2%ほど僅かながら減少しております。また昨年10月末を以って原付一種の生産が終了しましたので、今年はその影響が少なからずあると想定しております。また昨年の BIKE LOVE FORUM でも議論されたとおり、今後は「総需要」だけでなく、保有台数やアフターマーケットといった観点も含めて、業界全体を捉える視点がますます重要だと感じています。
後ほど、2025年の総括、2026年の展望、国内二輪市場活性化策について詳しくご説明いたします。本年は「二輪文化の創造と二輪車の活性」をテーマに、より力強く取り組んでまいります。ぜひ、これまで以上にメディアの皆さまのお力添えをお願い申し上げます。
「今年の抱負」を1文字であらわすと…

今年の一言、漢字で「駆」を選ばせていただきました。今年は60年に一度の丙午の年で、オートバイは馬にちなんだ扱いを多くされることから、非常にマッチした年だと思います。去年は「心」を選びましたが、「心」は何か変化が出る時には心が先に発つことを表しました。今年は心の中に疾走感を持って駆け巡り、バイクが心に占める割合が増えると(ライダーの)琴線に触れるだろうと思い、選びました。
今年一年、その疾走感が伝わって需要が喚起しながら、本当にクオリティのある時代性を持った活動ができればと思っています。
プレゼンテーション資料
第13回メディアミーティング資料フォトギャラリー
- 自工会副会長兼二輪車委員会委員長 設楽元文(ヤマハ発動機)
- 左:常務理事 江坂行弘、右:自工会副会長兼二輪車委員会委員長 設楽元文(ヤマハ発動機)
- 自工会副会長兼二輪車委員会委員長 設楽元文(ヤマハ発動機)
- 自工会副会長兼二輪車委員会委員長 設楽元文(ヤマハ発動機)
- 自工会副会長兼二輪車委員会委員長 設楽元文(ヤマハ発動機)
- 常務理事 江坂行弘
- 二輪車企画部会部会長 宇津井秀人
- 二輪車企画部会副部会長 飛田淳司
- (左から)二輪車企画部会部会長 宇津井秀人、二輪車企画部会副部会長 飛田淳司、二輪車利用環境分科会分科会長 大野匠、二輪車安全教育分科会分科会長 飯田 剛
- 左:常務理事 江坂行弘、右:自工会副会長兼二輪車委員会委員長 設楽元文(ヤマハ発動機)
関連リンク
二輪車委員会メディアミーティングレポート












